こんばんは
老後2000万円問題や資産運用といった話の中で必ずと言っていいほど出てくる
- NISA
- つみたてNISA
- iDeCo (もしくは企業型DC)
これらの制度を利用されている方も多いと思います。一方で、これから始められる方は
[chat face="man1" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]違いが何なのか、どれを選べばいいかよくわからない・・・[/chat]
と言ったお悩みの方もいらっしゃると思います。
そんな方に読んでいただきたい記事です。
これからNISA、つみたてNISA、iDeCoの検討される方に向けての私なりの回答となります。
いきなりですけど結論です
まず結論を先にお伝えします。
NISA、つみたてNISA、iDeCoの特徴をそれぞれ記載しました。赤字の部分が各制度の中で私が最も大きな特徴だと考えている部分です。
制度 | 特徴 | こんな人にオススメ |
NISA (一般NISA) |
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つみたてNISA |
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iDeCo |
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これを見ていただき、気になったプランの詳細を確認してみて下さい。
NISA、つみたてNISA
この2つは比較した方が分かりやすいため、まとめてご紹介します。
※NISAでは分かり難いので、一般NISAと以後記載します。(NISA→一般NISA)
下記に特徴を記載します
表 一般NISA VS つみたてNISA
一般NISA | つみたてNISA | |
投資方法 |
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年間投資上限額 |
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非課税期間 |
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対象商品 |
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非課税の対象 |
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口座開設期間 |
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※2024年以降は、一般NISAの内容が変更になります。
違う部分が沢山ありますがざっくり言うと、
[box02 title="一般NISAの特徴"]
- 投資上限が120万円と多いが、非課税となる期間が5年と短い
- スポット購入(欲しい時に購入)が可能
- 投資信託の他に国内外の株式も購入可能(大体買えます)
[/box02]
[box05 title="こんな人にオススメ"]
- まとまった資金での運用の方
- 株式の売買で利益を出したい方
- 長期運用を検討していない資金がある方 (数年の内に使用する事が決まっている)
また、海外ETFの購入も一般NISAであれば買付手数料が無料になります。国内だけでなく海外の株式にも視野に入れている方には一般NISAがオススメです。
[/box05]
一方つみたてNISAですが
[box02 title="つみたてNISAの特徴"]
- 購入が積立方式のため、1度設定したら後はほっとくだけ
- 投資上限が40万円だが、非課税となる期間が20年と長い
- 国が定めた基準を満たした投資信託(ある程度安心!)
[/box02]
[box05 title="こんな人にオススメ"]
- 年間40万円以内の投資資金で長期運用を目指す方
[/box05]
同じ特徴としては、各口座内での商品における配当金・分配金、売却益が非課税と部分です。通常であれば、20.315%の税金がかかります。
例えば、10万円で買った商品(株式)を100万円で売却。利益は90万円のため 90x(20.315/100)=182,835 →約18万円の税金が発生します。
一般NISA、つみたてNISAの口座内であれば、この18万円がまるまる自分の懐に入る訳です。
[chat face="P_20200916_214732_vHDR_On_1-1-scaled-e1600446165543.jpg" name="じぇんつー" align="left" border="gray" bg="blue" style="maru"]非課税の差はでかい[/chat]
非課税期間以外は、一般NISA > つみたてNISA
上の表で気づかれたかもしれませんが、非課税期間を除けばつみたてNISAで出来ることは一般NISAでも可能です。そのため、40万円を超えるまとまった運用資金がある場合は、一般NISAを選択しても良いと思います。
(補足) たしか最初に一般NISAができて、皆が株式売買ばかりで長期投資をしなかったから、つみたてNISAができた背景があります。 政府としては国民全体で長期の資産運用をして欲しかったけど、一般NISAでは上手く思惑に乗る人が少なかった。そのためより分かりやすい制度としてつみたてNISAを作っています。
一般NISAとつみたてNISAの切り替えは可能
[chat face="man1" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]一般NISAを選んだけど、運用資金がそんなに無かった。つみたてNISAにすればよかった。[/chat]
これについては、来年以降のNISA枠の変更は可能です。(今年の分は変更不可)各証券会社のHPに方法、期限等の情報があると思うためチェックしてみて下さい。
[chat face="P_20200916_214732_vHDR_On_1-1-scaled-e1600446165543.jpg" name="じぇんつー" align="left" border="gray" bg="blue" style="maru"]こんな感じの運用もできます。一般NISA(2021年)→つみたてNISA(2022)→一般NISA(2023)[/chat]
それぞれの年で、予算に応じた運用が可能です。
iDeCo
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは自分で運用する年金制度のことです。毎月決まった額を積立して運用していきます。
iDeCoは、つみたてNISAと比較すると分かりやすいです。
表 iDeCo VS つみたてNISA
iDeCo | つみたてNISA | |
投資方法 |
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年間投資上限額 |
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非課税期間 |
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対象商品 |
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非課税の対象 |
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節税 |
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受け取り |
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いろいろ書きましたが、伝えたいポイントは以下です。
[box02 title="iDeCoの特徴"]
- つみたてNISAと同じような特徴(長期積立)
- 節税メリットがある
- 60歳以降しか受け取りができない。
[/box02]
iDeCo(確定拠出年金)の名前が表しているように、老後資産のための制度としてつくられています。そのため、60歳以降でないと受け取れないという仕組みになっています。
その代わり、掛金は全額所得控除可能という大きな節税効果があります。節税できることにより、掛金より少ない金額で老後のための資産形成ができるという非常にお得感があります。(所得控除は年末調整や確定申告で申請すればOKです)
受取時も退職控除や年金控除が使えますが、全額控除されるかは分かりません。(控除上限額があります)しかし、その時になってみないと、退職金も年金も分からないと思うので今考えても答えは無いと思います。
[chat face="P_20200916_214732_vHDR_On_1-1-scaled-e1600446165543.jpg" name="じぇんつー" align="left" border="gray" bg="blue" style="maru"]退職金や年金の受給額が年々減っているという話もありますし・・・まだ読めないとは状況だと思います。[/chat]
[box05 title="こんな人にオススメ"]
- 60歳以降の人生における資産形成を目指す
- 所得控除による税制上のメリットが受けられる人
[/box05]
[chat face="P_20200916_214732_vHDR_On_1-1-scaled-e1600446165543.jpg" name="じぇんつー" align="left" border="gray" bg="blue" style="maru"]私としてはiDeCoの運用については、投資信託1択だと考えています。つみたてNISAと比較されている方もそうだと思いますよ?[/chat]
※最初に書いた企業型DCは、確定拠出年金の企業版です。ただこちらは、給料の一部を直接掛金とします。すなわち税金をかける前の金額がそのまま減ります。額によっては所得税だけでなく、社会保険料の支払額も減ったりします。(iDeCoの強化版みたいなものです)
まとめ NISA、積み立てNISA、iDeCo 色々あるけどオススメ何?
それぞれの特徴を再度記載します。また、それぞれの制度についての利用例を追加してみました。
特徴 | こんな人にオススメ | 利用例 | |
NISA (一般NISA) |
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つみたてNISA |
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iDeCo |
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一般NISAは株式の売買も適応範囲になっているが大きな特徴ですが、非課税期間にだけ目を向ければ次の様にも捉えらえます。
- 一般NISA :短期
- つみたてNISA:長期
- iDeCo :長期(老後)
それぞれの特徴(メリット/デメリット)があるため、ご自身のプランにあった制度を選択してみてください。
次回は、自分の制度の利用方法(資産運用)についてもご紹介できればと思います。
ではまた。